【これが合格の第一歩!】土地家屋調査士試験の概要

皆さんこんにちは! 土地家屋調査士のMr.Takaです。

土地家屋調査士試験を受験するか悩んでいるけど、情報が少なくて困っている方必見!

今回は試験の概要をわかりやすく解説します!

目次

土地家屋調査士とは?

土地家屋調査士試験は法務省が実施する国家試験です。

法務省といえば、弁護士などの司法試験や司法書士が有名ですが、実は土地家屋調査士も法務省所管の資格なんです!

土地家屋調査士試験は、不動産の表示に関する登記手続きを専門とする国家資格で、土地や建物の測量・調査を通じて、登記簿の正確性を保つ重要な役割を担っています。

不動産の表示に関する登記とは、登記記録の表題部に相当します。

この表題部とは、建物や土地の面積や建物種類、土地の地目などを記載しているものです。

この登記記録は登記簿とも言われ、不動産の位置や大きさ、権利関係が記録された非常に重要な公的書類なのです。

そんな土地家屋調査士試験はどのような試験なのか?以下の通り見ていきましょう!

試験日程とスケジュール

土地家屋調査士試験は毎年1回、法務省が実施しています。

例年、筆記試験は10月の第3日曜日に行われることが多く、2025年の試験日は10月19日(日)と予想されています。

この、筆記試験を通過した受験生は、1月下旬の平日に行われる口述試験へと進むこととなります。

受験申請の受付期間は、通常7月下旬から8月上旬に設定されています。

この受験申込期間は他の試験と比べても割とタイトなスケジュールのため、詳細な日程は法務省の公式発表を確認し、期日内に必要な手続きを行いましょう。

年に1回の試験のため、学習には非常に綿密なスケジュール管理が必要となります。

試験内容

試験は筆記試験と口述試験で構成されています。

筆記試験は午前の部と午後の部に分かれ、以下の内容が出題されます。

• 午前の部(測量に関する知識及び技能):多肢択一式10問と記述式1問。

※ただし、測量士、測量士補、一級建築士、二級建築士の資格を有する方は、午前の部の試験が免除されることから、大部分はこの免除資格(中でも比較的取得しやすい測量士補)を春に受験して、調査士試験に望まれるケースが多いです。

午前の部 試験時間は2時間です。

• 午後の部(民法、登記手続、筆界に関する知識など):多肢択一式20問と記述式2問。

試験の本丸はこの午後の部と言っても過言ではありません。

午後の部 試験時間は2時間30分です。(ですが、圧倒的に時間が足りません泣)

特に調査士試験は合格点数も高い上に時間の足りない試験のため、スピード感をもって正確に問題を解けるかどうかが合格へのカギとなります。

そんな筆記試験を見事突破された方は口述試験に進むこととなります。

試験内容は登記申請手続やその他関連知識についての面接官2名の前で面接形式による口述試験が行われます。

合格基準と難易度

筆記試験の合格基準は、択一式および記述式それぞれに基準点が設けられており、両方の基準点をクリアし、総合得点が合格点に達する必要があります。

合格率は8%代から10%代で推移しています。

例年合格得点率は70%~80%と他の国家資格よりも高く推移しています。

また、時間が足りない試験のため、問題が解けたとしても時間が足りず不合格となってしまう人も多い非常に難易度が高い試験です。

合格までの勉強時間は通常1000時間~1500時間となっていることから、行政書士よりも難易度が高く、中小企業診断士や社会保険労務士などと同等の難易度と考えられます。

受験対策

筆記試験

土地家屋調査士試験は専門的な知識が求められるため、計画的な学習が重要です。合格者の多くは、専門の予備校や通信講座を利用して効率的に学習を進めています。

特に、1年間で一発合格を狙う場合は、予備校を利用する方が学習時間が少なくて済みます。これは間違いないです。

私はアガルートという通信型の予備校を利用しましたが、1年間の学習で88点を取ることができ合格しました。

予備校を利用して1年間、密度のある学習を続ければ十分合格は可能です。

また、独学での合格も可能ですが、過去問の徹底的な分析や関連法令の理解が必要となります。

特にマイナーな試験のため、良いテキストや問題集がないため、独学は苦労することが多いです。

まずは中古でも大手予備校のテキスト・問題集を取り寄せることからスタートすべきです。

口述試験

口述試験は例年、合格率がほぼ100%です。

筆記試験に合格後、各予備校では無料資料が配布されていますのでこれを読めばまず落ちることはないと思います。

また、日建学院は口述試験の市販本も発行しているのでこれを利用してもいいかもしれません。

試験の本丸はやはり筆記試験の午後ということになります。

まとめ

2025年に土地家屋調査士試験の受験を検討されている方は、試験日程や申請期間を確認し、早めの準備を心掛けましょう。専門的な知識と技能が求められる試験のため、計画的な学習と十分な対策が合格への鍵となります。

皆さんの挑戦が実を結ぶことを心より応援しています!

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この記事を書いた人

土地家屋調査士試験を1年間の勉強期間で一発合格。
合格したものの補助者として働くか即独立か、悩んだ末に即独立を決意。
独立後も紆余曲折。
そんな経験をまとめたブログ「土地家屋調査士 試験・開業 虎の巻!」を書いています。

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